咳喘息について説明します。
咳喘息について

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 慢性に長く続く(8週間以上)咳を慢性咳嗽といいますが、慢性咳嗽の原因疾患で最も多い(約40%)のが、咳喘息です。気管支喘息のように「ぜいぜい」という喘鳴はありませんが、気道過敏性が亢進しており、咳の発作をおこしやすい状態が続きます。しかも放置するとこの疾患の約30%が典型的な気管支喘息に移行してしまうといわれています。「呼気NO(一酸化窒素)検査」が気管支喘息の診断に有用(呼気NO 37以上でほぼ気管支喘息と診断可能)ですが、咳喘息でも呼気NOが30以上に上昇します。

咳喘息の特徴
 乾性咳嗽:咳は痰を伴わない空咳のことが多い
 慢性咳嗽:以前に遷延性咳嗽(3-8週続く咳)の既往がある
 日内変動:夜間や早朝に悪化する
 年内変動:春や秋など特定の季節に症状がひどくなる場合がある
 増悪因子:かぜの後、運動後、寒暖差(実は湿度の差)

咳喘息の治療
 咳は咳反射と気道の収縮によって生じます。気道の収縮には気管支拡張薬(LABA:長時間作用性のβ2刺激薬)が効果を示します。一方、咳反射には吸入ステロイドが有効なため、吸入ステロイドとLABAを配合したシムビコート(商品名)やアドエア(商品名)のような吸入薬は咳喘息治療にとっても強力な武器と考えられます。
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